2012年05月17日

前日のマーケットの流れ

前日のNY時間の為替相場は、持合場面が多かったものの、
日本時間深夜にかけては、ユーロ売りが強まる場面がありました。

ECB関係筋の発言として、
「ECBは一部のギリシャ国内銀行に対して資金供給を停止している」と
報道されたことが、ユーロ売りにつながったようです。

この日発表された米経済指標では、
米鉱工業生産指数は97.4となって、08年7月以来の高水準だったほか、
米設備稼働率も08年5月以来の高水準でしたが、それを受けての反応は限定的だったですね。
やはり、現在は米経済指標よりも、ギリシャを中心にした欧州問題の方が
皆さんの関心は高いようです。

FOMC議事録でも、幾人かのメンバーは景気失速なら追加緩和必要と指摘したようですが、
こちらも相場反転のきっかけにはならず、反応はイマイチでした。

本日の東京時間も、ギリシャ問題を背景にユーロ中心の相場展開になりそうですね。

ギリシャは、政局が安定せず6月17日に再選挙が実施されることが決定的となったので、
一時的な好材料により積極的に買い戻しが進むような展開はなりにくいような気がします。

現在は、政治リスクによるリスク回避の流れを皆さん意識していますので、
他の金融市場の動向を確認しつつ、欧州の材料を見極めていく必要がありそうですね。


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Posted by asahi at 10:46│Comments(0)経済
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